書籍・雑誌

くれむつかねのね

今日は引きこもりを決め込み、原稿を一本仕上げました。

仕事柄、締め切りを催促する側になる方が多いけど、いざ自分が書く側になると…通常業務とのバランスが難しいものです。えへ

でも書き上げちゃえば、ひとまず「ホッ」。

 

東京は本当に日が暮れるのが早い。

この季節、16時半ごろにはもう「とっぷり」。

14時過ぎたあたりから、なんとなーく陽の光にオレンジが混じってきて、「む!太陽のやつめ、日暮れの準備をしよるな…」と感じさせられます。

その色合いがまたさびしいんだ!

日の出・日の入りが(たぶん)1時間ほど違う熊本生活に慣れてる私としては、もっと陽気な時間帯が長い方がお好みデス。

 

ま、そんなことはさておき、先ほど近所のお寺から「ごお~~ん…」と暮六つを告げる鐘の音が響いてきました。今日一日の平和を感じる一瞬。

 

さて、先週散歩を楽しんだ池上本門寺には、私が勝手に師とあがめる幸田文さんのお墓があります。

文さんだけでなく、お父上の露伴、および生母、弟、他たくさん…つまり一族ほとんどのお墓が安置されています。

力道山のお墓も有名ですけどね…。

肥後の名将・清正公が寄進した石段といい、幸田家の墓地といい、心地いい散歩道のある公園といい、自分にとっては「ご縁じゃ!ご縁じゃ!」と思わず喜んでしまう発見ばかり。

通勤電車もよその路線より混まないし、いや~いい土地えらんじゃったなあ~えへへ~と、ちょっとだけ自分の嗅覚を誉めてあげたいです(本当に自分にしかわからないポイントですがね…)

 

幸田文さんといえば向島。 ←幸田家が一時期住んでいた

上京したら絶対探検に向かいたい場所でありながら、生活圏内からちょっと遠いこともあり、まだ実現できていません。 

最近、上司との会話の中で「向島にある花街も情緒があっていいよ~」と聞き、ハッと文さんの小説『流れる』とのつながりを思ったのでした。

 

Photo_3 『流れる』幸田文/新潮文庫

 

早くに生母を亡くし、父露伴から叩き込まれた厳しいしつけを基に、家事一切をひとりで切り盛りし幸田家を裏から支え続けた文さん。

父亡き後、独特ともいえる文体でその才を発揮し続けるも、あるとき「自分の限界を感じて」文さんは物書きの世界から姿を消してしまいます。

その一時期、芸者置屋の住み込み女中として過ごした体験を基に書かれたのが『流れる』です。

美しく華やかな花柳界の裏側にふらりと飛び込み、過去を隠して働き始める主人公。

傾きかけた置屋を舞台に、それぞれの事情を抱えた芸者たちが起こす騒動や、様々な人間ドラマが描かれています。当時かなりの注目を集め、田中絹代や高峰秀子出演の映画にもなったほど。

映画はまだ見たことないけど、小説は何度読み返してもそのたびに違う余韻が残る。

登場人物たちには、誰もが持つ人間の強さや弱さ、情の深さ浅さがあり、思わず自分をその中の誰かと重ねてしまいます。

江戸っ子を思わせる歯切れのいい文体も好き。

文さんはすごい人です。

 

さて、おなかもすいてきた。

台所から文学を生んだとも評される心の師、幸田文さんにはかなわないけど、今日のお菜をなんかいっちょこしらえますか。

 

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頼むから静かにしてくれ

本やCDを、ジャケ買い・タイトル買いしちゃう派です。

で、先日、浜松町駅そばの書店で見つけてしまったのが、

↑のタイトル。

 

ものすごいど真ん中を一発で射抜かれてしまいました。

「どんな本?誰著?買う? …買う!」

迷ったこの間、本を手に取ったりまた置いたり。

 

背表紙に書かれた、たったこれだけの言葉にやられて

誰だよ、こんな憎いこと言うのはよ、

と思って見たら、

村上春樹訳のレイモンド・カーヴァーの短編集でした。

 

やれやれ、やられるわけだ。 

 

アメリカ小説の短編集は、切なくても重くても、どこか軽めの救いを余韻で残しとかなきゃいけない。

すてばちであっても、やけっぱちではない。

自己中でも、誰かの支えがないと生きていけない。

弱くて愛しき人間たち。

 

疲れているときには、すこーし心が安らぎます。こういう本。

 

表紙の写真がアーリーアメリカンな感じでまた好み。

実家においてきたカポーティの本を呼び寄せたくなったな。

そして宝物にしていたロックウェルのポストカード集をまた1枚ずつめくって眺めたくなる。

 

久しぶりのよい出会いでした。

 

 

 

腰はまだイタイ。

今日は昨日より4度暖かい日でした。

でも空気が冷たくて澄んでいるから、東京タワーの灯りがとてもキレイ☆

帰り道には自然とにっこりしてしまう今日この頃です。

 

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図書館イロイロ。

関東に来て、時間つぶすときは

自然と本屋に足が向きます。

が、

「新聞が読みたい」 とむしょうに思うときもあるわけで…

そんなときには、町の図書館に行きますです。

 

近くに図書館あるかなーと探してみたら、

意外に駅から徒歩3分の場所に便利なのがありました。

昼間から人いっぱい!

見たところ、ご年配の男性などもたくさんいらっしゃいます。

な~る…

定年後の充実した過ごし方などにはもってこいの場所ですものね。

 

新聞は各紙1部ずつしかないのでとても人気。

誰かが読み終わって戻すのを観察して

「ささっ!」とお手つき!

そこまでして読む新聞は、なかなかおつなものです…。

 

さて、この図書館には、雑誌の種類も充実してましたが

なんと文庫本やマンガもあるのでした。

どこの図書館もそうなのけ!?!?

熊本の図書館しか知らないあたくしには仰天の現象でちたよ。。。

(↑除く、現代美術館)

 

電車で移動も多い首都圏は、文庫本などとても便利。

さっそく3冊借りました。

適当に選んだにしてはなかなかステキなチョイスだった☆

 

『インパラは転ばない』 池澤夏樹(新潮文庫)

『広告みたいな話』 天野祐吉(新潮文庫)

『猿のこしかけ』 幸田文(講談社文芸文庫)

 

どれもエッセイに類するものです。

池澤さんって団塊の世代よりちょこっとだけ年上の方なのですけど、彼のフィルターはいつもみずみずしくて、少しひねくれてて(笑)、好奇心満点で…、永遠の思春期なのではないだろうかとすごく萌えてしまうのですが、小説などは少しまた世界が深くなるから、ますますあくがれてしまいます。

 

天野さんのこれは、あらゆる時代で注目を集めたコピーやCMなどを切り口に、コピーライターの個性や時代の風俗をわかりやすく分析し、やんわりと斬っていくという、んもう、ことば好きの人間としてはとても興味深い1冊でした。

どっかで講演会したときの記録なのかな?と思うような話文体なんだよな。

 

幸田さんのエッセイに関しては、もう、ただただ、読み進むたびに感服するばかり。

どうしてこの方はこんなに日常からたくさんの機微を受け止めているのでしょう。

何気ない庭の草木や、台所仕事からいろんな思い出が引き出され、今とこれからの自分に対する教えが出てくる…それが豊かな擬態語でリズミカルに紡がれる文さんのことばで語られていきます。

文さんの本はどれも秀逸です。

 

図書館といえば、この前、

11年ぶりに再会した恋人と合羽橋デイトしたときに

どんどこ歩いてたら台東区の図書館に行きつきまして

なんとその中に

「池波正太郎記念文庫」なるブースがあり感激~!

池波先生の書斎再現ルームや、鬼平犯科帳の江戸地図などイロイロ展示してあって、ファンにはたまらないワクワクの(ちっちゃい)ワンダーランドでした♪♪

ムフフ!

 

他にもイロイロ図書館めぐりしてみたいものです。

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なつかしの詩集より。

Img_1398 ふと、わが家の本棚を見てたら

ほこりまみれの詩集がありました。

銀色夏生の『微笑みながら消えていく』。

…ぎんいろなつお!!

 

ふわわ~ あたくしたちの世代でいえば、

「紡木たく」と「銀色夏生」、青春のバイブル二大カリスマ!

ですね。

せつなくかなしくとうめい系。

 

感受性豊かなとしごろ、なにしろリリカルな世界に弱かった。

いろんなリアルと重ね合わせては

胸をキュキューーーーンと鳴らせたものです。

 

で、この詩集ですが、ちょっとほこりまみれでしたので

パパンパパンとはらって見ましたら、

なんかいっぱい付箋が…??

Img_1397 ああ!そうだった!!

高校3年のとき、クラスメイトの美人ちゃんに貸したらこの状態で返って来たんだった…(笑)

ということを思い出しました。

その美人ちゃんはモテ子だったにもかかわらず、なんとも硬派でした。

どの男子の申し入れにも目をくれず高校3年間、

ただただ一人の王子さまに片思いし続けたのでした。

泣ける…

なのでこの付箋は、その美人ちゃんの「あたしが超キュンときたページ!」のしるしというわけです(笑)。

私への感想がわりに挟んだものと思われ…。

乙女ってカワイイね~!

 

恋してる乙女には、銀色夏生の詩集はてきめん。

いろんな恋、いろんな気持ち。

次の恋をするときには、次のページに心がとまるかもしれない。

というエンドレス・ノート。

 

そしてあの頃、私が強くひきつけられたのは、この詩でした。

 

約束しなくても また明日 会える

 

約束しなくてもまた会えることが

どんなにいいことか

約束しなければもう次に会えないという身の上になってみて

つくづくよくわかる

 

15年以上経った今、改めて読み返してみると

恋だけじゃなくて、なんでもそうだねえ。って思います。

 

銀色さん、尊敬します!

現在は故郷の宮崎県にお住まいなのですねー。

 

銀色さんの作詞した曲で大沢誉志幸の「そして僕は途方に暮れる」は衝撃的だった。

“きょむ”な世界だとおもいました。

♪ごめんね 今まで黙ってて ほんとは彼がいたことを~

って、斉藤由貴ちゃんの(あえて「ちゃん」)「かなしいことり」も。

AXIAのCM、かわいかったですね~!

あくしあ! テープにダビング! 今の便利さから考えるとなんていじらしい時代だったのでしょう!

 

ついこの前のことのようでずっと前のことのようで。

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最近のマイ・ヒーロー。

空梅雨ですね。

まいにちどこかむんむんしてて空気が重苦しい!

そんな中、就寝前の読書で「きぶんてんかん」するのが

最近の日課になっています。

 

じめじめした蒸し暑さをカラッと爽快に吹き飛ばしてくれる。

そう、今回満を持してご紹介するのは…

511h9bda93l_1 池波正太郎「鬼平犯科帳」ですっ!文春文庫ですっ!

 

江戸の火付盗賊改メ方長官、鬼の長谷川平蔵。

とにかく、強い。強いのよ…

悪党どもが次々にお縄にかかっていくのですよ。。

なのに、お裁きは四角四面でなく

情けもかけながらよしなに執り行うわけですよ。。

 

などと、今さらながらに私が声高らかに申し上げなくても

鬼平について朗々と語られる先輩方はたくさんいらっしゃることでしょう。すみません。

 

今、わがやでこの「鬼平」文庫本の回し読みが流行ってます。

数年前、本屋の立ち読みでこれを全巻読破したロザ父が

池波文学の妙味を忘れられず、最近一気に大人買い。

と、いうことで、現在ロザ家での推奨文庫として

居間に燦然と積み上げられております。

 

池波先生の書く本は、深夜読むのは大変危険です。

なぜならば!

おいしそうなものがいっぱい登場するから!

マイ・ヒーロー「鬼平」は、よくおいしそうなものを食べてます…

よって、読書のかたわら、おなかが「ぐぅ」と鳴る。

 

さて、積み上げられた「鬼平犯科帳」の隣りには、

弟推奨の文庫がこれまた積み上げてあります。

さいとうたかをの歴史劇画(漫画ではない。劇画!)

「大宰相」です。

敗戦後、GHQの占領下にあった日本の政界、歴代の首相たちの姿、そして吉田茂の「吉田学校」で入り乱れる政治家たちのドラマが…

て、つまりは「小説吉田学校」の漫画…もとい劇画版です。

これには、もう一人のマイ・ヒーローである白洲次郎さまも出てくるということだったので、内容も劇画タッチも苦手なのを押して挑戦してみたのですが。。。

ギブアップしました。

登場人物が多すぎて、脳みそに収納しきれん~ぷしゅ~

 

でもまあ、どちらも面白うございます。

ぜひ、晴耕雨読のおともに!

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女子はオマケに弱いのです。

今日は昼イチ会議でした。

 

終わってから街中で用事を済ませることが盛りだくさんだったので

並木坂から下通りダイエー前までてくてく歩いていきました。

 

そこで小さな打合せを済ませ、鶴屋へ。

預かりモノを一つしました。

 

その足でおなじみ蔦谷書店へ。

ちょうど会議で話してたネタと関連してる雑誌があったんで購入。

荷物がもうひとつ増えました。

 

よたよたしながら上通りへ。

「あっ文房具買わなきゃだった…」と思い出し100円ショップに入り、

なぜか10点ほどお買い上げ。

なんだか両手がふさがってきました。

 

目指すゴールは仁王さん通り。

今日は街中のパーキングが満車だらけで、かなしいかなちょっと離れた場所に駐車してました。

 

よたよた。。。

もう何一つ荷物を持ちたくない…そんな気持ちが最高点に達していたその時!

 

まるぶん書店の前を通りかかり、店内をチラ見してしまったのが運のつきでした。

なんか、でっかいPOPが書いてある。

「今、『PS』『CanCam』『Oggi』『Domani』『美的』の雑誌どれかを買うと、ぴかぴかドラえもんネイルをプレゼント!」

って書いてあるじゃないですか!

うそーん

ぴかぴかでドラえもんでネイルってなんだよそれ!

 

これはつまり、小学館の秋のファッション誌フェアだったようで

上記の雑誌をどれか買えば、もれなくカウンターで

ドラちゃんの絵が入ったツメ磨きをあげるよー

ってキャンペーンだったんです。

 

で。 

私のアンテナ、ドラちゃんの魅力にまんまとはまってしまい…

普段は買いもしない美容系雑誌を買ってしまいました。

 

07443111061_1 正直どれを買うか、悩んだ。

でも『美的』に決定!

理由?

太田莉菜ちゃんが表紙だからデス~

莉奈ちゃん大好きなのデス~ カワイイ!小悪魔!!

 

でね、山盛り平積みされてる他の美容系雑誌もじっくり改めて見たらですね、そのほとんどが、オマケつきなんですよ

おまけっつぅかフロクですね。フロク!!

なつかしー!

なんですか、今、こういうの雑誌界でブームなんですか。

Img_2279 『美的』のフロクは、特製ヘアバンド(赤・青・黄のいずれか)とコスメのテスター3種(くりにーくとあゆーらとくららんすね)でした。

くりにーくは過去イタイ思い出があるので絶対使わない~

特製ヘアバンドは使えますね。

テスターは申し訳ないけどテスト未でサヨナラします…

意外に豪華(パッケージが)。金かかってます。

さすが大手出版社~ページの向こうにかがやく経常利益が見える~~☆うらやましイィ~~~!

 

ちなみに、『SPUR』はどっかとコラボした布トートバッグだったし、『マキア』はドット柄のリボンスカーフ(てか布きれに見えたが)

ファッション雑誌じゃないけど、最近でた主婦はるみの雑誌でも、特製タオルかなんかがフロクでついてましたよね。

 

もしかして、あたしたち、、、フロク世代なのか…?

 

そうそう。目的はこれでした。

Img_2282 うふ♪

ドラちゃんネイルケアセット~(←ドラちゃんボイスでお読みください)

カウンターに『美的』を「はいっ」と持っていったら、実習生(なぜかこの書店カウンターにいる子は誰もが“実習生”のプレートをつけている)の女の子が

「お好きな色をどうぞ~」と、選ばせてくれました。

5色の中から、このホワイトをチョイス。

なぜかって~

Img_2283

こ・の!

ドラちゃんの背中にやられたからさ~

しかも正座ですよ~

そして哀愁~

ツメ磨かないくせにさぁ!笑。

ていうか、ツメ磨けない体質なんです。ゾゾゾ~~~ってするんです。

なのにもらっちゃいましたよ。

ドラちゃんの背中だけに魅かれて。

 

ということで、大荷物にもかかわらず、大満足の様相で

わっさわっさと上通りから並木坂を抜け、

仁王さん通りにさしかかったその時。。。

 

「あ…もう一軒、立ち寄るところを思い出した…」

 

うぅ(涙) パーキングまであと少しなのに、

またもや荷物を一つ受け取りにより道です。

 

用事終了。さて、帰る!わしもう帰るもんね!(←椎名誠風)

そう決意して歩いていたら…

気になるお店が出現!

 

小さな小さなお味噌やさんでした。

「今入らなかったら、今度いつ入るかわかんね!」と思い、入店。

これがあなた、大正解だったんですよ。

おばちゃん一人で一生懸命味噌づくりしてるお店で、

今炊いたばっかりっつぅ大豆をさ、

お猪口についで味見させてくれたんです。

ほっくりあまくて、今まで歩いてきた疲れをじわ~っと和らげてくれるような、なんかもうノスタルジックな癒し感100%のおいしさで。

これぞ最高のオマケ。嬉しいサービス。

大豆は波野産でした。

で、熟成度がちがう味噌を奥から引っ張り出してきてくれて、ちょぴっと味見させてくれるのです。

もう、おばちゃんは自信もってオススメするわけですよ(笑)

そんな雰囲気がまたよいのです。

で、本日食べ頃という“しょんしょん”と、麦味噌「フレッシュ熟成とオールド熟成のお試しお徳パック」(←おばちゃんが発案した商品。笑)を購入し、またも荷物をふやし、「大丈夫ですか?」とおばちゃんに一応心配されながら、またよたよたと今度こそパーキングに向かって歩いていったのでした。

 

どうにかもう何にも引っかからずにエンジン始動。

ただ、帰る途中でどうしてもゴボウとレンコンを買って帰らなきゃならんかったので、うちの近所にある八百屋により道。

ふら…と車を出て、サイフ片手に目的のブツをかごに投げ込み、レジでお会計してたら、バイトらしき女の子が「お仕事帰りですかー?」と愛想よく聞いてきました。

あら、今どき感じのいい子じゃない。 ←マダーム風に

「ええ。ニッコリ

まぁ、わりとあっさりしたやり取りだったけど、なんだか気持ちがよいなぁ なんて思いながら支払い済ませてました。

そしたら、お会計終わっておつり渡されると同時に

「大変ですね。おつかれさまです」

と、ペコリ! てされました(゜o゜)!

 

ひゃ~ なんか、なんかさぁ、 あた、よか子ねぇ!

て、ちいさく感動しましたよ。

どーみても、高校生か大学生かってくらいのおなごんこですよ。

あー…

「心のあたたまる話作文コンクール」とかあったら、

この子のこと書いて提出したい!

 

これもさぁ、いわば買い物についてきたオマケ。

うれしいよねぇ。

「おつかれさま!がんばってね!」

って、思わず返して店を出ましたよ。

 

そして見上げたら秋の雲で空もよう。

半分暮れてて、すがすがしくて、あーなんかええわぁ~

なんてしみじみした一日の終わりでした。

 

この、“プラスα”が大事なのね。人生って。

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寝床研究家。

最近、わりかし暑くない日もあり(←けっして涼しいわけではない)

みーたもやさぐれモードではなくなりました。

真夏はあまりの暑さに、ガラの悪さが2倍増しだったもの…(涙)

 

でもやっぱり昼間は涼しいところを探して転々とするのです。

そんな中でも、観察してると

彼なりの「お気に入りベスト1~3!」みたいなのがあるようです。

 

そこで、みーたの最近イチバンのお気に入り寝床をご紹介しましょう!

ダカダカダカダカダカ……ダン!

Img_2128

「玄関~!」

で、靴を枕に…というスタイルがよろしいようです。

でも困るんだよね、ちょっと。

今すぐ出かけたい時なんかね。

そのキミが頭乗せてる靴が今すぐはきたいんだけどね。て感じで。

特に、メイドインイタリーの革パンプスがお気に召しているようです。

ビニール製のサンダルなどは、適さないらしいよ。ぜいたく者めっ

 

続きまして、ベスト2は!

ダカダカダカダカダカ……ダン!

Img_2130…説明しにくいな。

えーと、部屋の片隅です。

板の間。

で、なぜかコンセントに絡まりながら寝るみーた。

感電したらどーすんの!

でも面白いので、写真撮った後、そっとはずしてあげました。

気分的にはわかる気がするんだよね。布団とか枕に巻きつきながら「んあぁぁ~」と寝たいときありませんか。寝苦しい時なんか特に。

でもコンセントはどうかと思うよ、みーたくん…

 

で、ベスト3になると、ロザ子のベッド、枕つき。

という順位になるのでした。

 

寝床への飽くなき探究心!

ネコを見習えば、ストレス社会の中でも自分を見失わずに生きていける気がします。

(ほんとかにゃ~ byみーた)

 

あでも夏のみーたはホントにやさぐれていました。

暑さはネコを極道にする~ 何度噛まれて流血したことか!

やさぐれつながりで、最近見つけた面白いマンガ。

486234002401_scmzzzzzzz_1 『やさぐれぱんだ』

ネットで不定期に連載されていたマンガが、単行本になっているのです。去年、発行されたみたいなんだけど、つい最近ツタヤで目に留まり、読んでみたら見事にツボにはまったのでした。

このツボを持っているあんな人やこんな人に是非ゼヒゼヒ見せたいよ~!

って言うくらいおもしろいのだコレは!!!

上に書いたタイトルクリックしてもマンガ見られます。もう、ぱんだのやさぐれぶりが悶絶するくらいキュートなのでご注意を。

 

さて、私も寝床へ入るとしますか。

おやすみなさい☆

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勝ち組タイトル!

今日は締め切り、入稿日。

 

新聞社に行くと、微妙な待ち時間があります。。。

 

そんなときに重宝するのが、「近くの本屋」。

どこ行くよりも体がここに進路をとる!

 

本屋はホントに楽しいデス。

本屋ごとにいろんなカラーがあるから。

チェーン店とは言え、店員さんのモチベーションで

ポップや平積み、そりゃそりゃ魅力が格段に違うんですから~

 

とかいう感想はあまり関係ないんですけどね。

今日行った本屋は。(と言ったらたぶん店員さんに怒られるかもだけど)

 

しかしあたくし、普段は立ち読みが苦手なタイプなんです。

理由は、足腰が強くないから。

ていうか我慢強くないから!?

小学生の頃は無心に立ち読みできたのに、いつしかそれができない体になっていました…

腰こわしてからかなぁ。。。あ、齢?

 

…そんなことはさておき 

今日は根気強く立ち読み頑張ってみた。

  

そこで見つけたイチオシ小説。

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『お縫い子テルミー』

栗田有起/集英社文庫

 

 

集英社のナツイチ挙げられていた1冊です。

芥川賞候補にも挙げられた栗田さんは、私よりひとつ年上。しかも長崎県出身(←九州シンドローム)。

ハードカバーより文庫本の装丁のほうが、布の端切れをデザインしてあることもあり、私好みでした。

帯キャッチは「恋をして、一針入魂。」

主人公は、生まれてこの方決まった家に住んだことのない「流しの仕立て屋」テルミー。

生まれ育った島を後にして、東京・歌舞伎町にやってきてから恋した相手は女装の歌手・シナイちゃん――。

そんな不思議な世界を現実として、針と糸を手に一生懸命恋する女の子が繰り広げる物語です。

 

立ち読み半分。

時間が来たから平積みに戻したけど、続きが気になるのと装丁のとりこになり、購入しちゃいました。

 

コレを読む限りの栗田さんは、読みやすいしほどよく冷めててほどよく非日常。手元に1冊、置いておいて損はないと踏んでます。

(昔、他の作家さんで安野モヨコ画が装丁に使われてるからって、買って、思いっきり中身にへこまされた小説あったから!)

 

なんと言っても

『お縫い子テルミー』

語呂がよろしい。

 

語呂、大切です。

なんにでも。

 

語呂はリズム。

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熊本王国コマーシャル。

このブログを見て

「ロザ子は随分いろんなところで愉快に遊んでいるのね…」

などとお思いの方も多いのではないでしょうか。。。

 

ふっ こう見えてもね、ちゃんと働いているのです。

ほーらその証拠に、さっきから左目が腫れてきた!

ぎゃーーーー

今、ロザ子にお会いになれば、もれなくお岩さんが見られます。

夏の終わりに、かけこみ肝だめしいかが…

 

なんて、くだらない話はおいといて。

 

先日、『MY LOHAS』という雑誌のお仕事をさせていただく機会がありました。

Image1101 最新号、18日が発売日です。

http://mylohas.net/blog/magazine.php

この中の「日本全国ご当地LOHAS」っていうコーナーをやらせていただきました。

熊本のロハスな人や店や宿を紹介してます♪

コーナー内の写真は、ノナカさんが担当してます。

ロザ子のおにぎりみたいな顔写真も載ってるし。まじおにぎりて。

でも、いいページすよ! 手前みそですが(笑)

さぁ、書店へゴー!

ちなみに、わりと大きめの書店じゃないとないです。たぶん。

 

熊本がいかにロハスな県かということが、これを見ればわかります。

なーんてね☆

よかったら見てやってください。

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I like it,and it,and it,and...!

昨日、午前中の取材が終わってから、

お昼ごはんを買って小鉄さんちへ行こうと

スーパーへ立ち寄ったところ

私の大好きな『源氏パイ』がお徳用袋で売り出してありました♪

「キャー!」

…すぐさまかごへ投入。

 

そして小鉄さんちでお昼ごはん食べながら、

自分の源氏パイ好きを語っていたんですが

「あぁ…源氏パイがこの世からなくなったらヤダナ。。。」

と、自分でも思わぬ言葉が口からこぼれてしまいました。

え!?そこまで好きだったんだ、あたし…

で、改めて考えてみたんですが、

この世から姿を消したらすごくかなしいな、って思うお菓子って、

自分の中では「源氏パイ」と「チップスター」なんです。

次点で「キャラメルコーン」。

 

最近、小鉄さんちには

「もち吉」シリーズのおせんべいが山ほどふんだんにあって

それを家人よりむさぼり食ってたくせに

「もち吉もいいけど、幼い頃食べた味のほうがマイベストになりやすい」

などとあつかましい発言をするロザ子。

でも、もち吉は素晴らしいのデス~。

そばにあったら間違いなくあっという間に食べつくすのデス~。

 

で。

それを聞いて小鉄さんも「う~ん、この世からなくなったら…ねぇ」

と、考える。

結果、小鉄さんは「サラダ一番」だそうです。

いかにも。

塩味の効き方が絶妙なお茶の間せんべいは、

永遠に不滅であってほしいものです。

 

そんなお昼を過ごした後、午後イチで打合せ。

直前に入った本屋さんで、ひっさしぶりに買いました。

CREA

今月は、まるごと1冊ネコ特集~~~~♪♪♪

昔は常に買っていたのですよね。

特集の切り口がスキだった…。

文化的な要素が濃い女性誌だったし。

でもいつからか、ファッション誌色が強くなってきて、

なんとなくつまらなくなって遠のいちゃってたんですが。

クレアの犬猫特集は、写真のキャプションとかが

時折シュール味効いてて面白いんです。

 

そして、ふと見ると『an an』が恒例の血液型特集。

自称「血液型研究家」のロザ子は、これも購入。

ブラッドタイプの神秘は、人間ならではの鎖状ワンダーランドなんだゼ!

しかし、毎年同じ特集で循環してて、いつもよく売れるよなぁ…

と、感心します。

血液型、占い、ダイエット、、、

だいたいこの特集が「売れる!」とされる大項目です。(地方誌は違うけど)

 

さすがに今回の血液型特集は、

ひねりが3回転くらいきいてて笑えましたが。

だってね、まずYES or NOの質問で進んでって、

自分の中にひそむDNAが「ラテン系」か「アングロサクソン系」か「オリエンタル系」か「トロピカル系」かって決めるんです(笑)

ちなみにあたしは「ラテン系」でした。

ラテン系のB型。。。

 

余談ですが、後々のコラム欄で、のだめがB型、チアキ様がO型というのを知って小躍りしました。

 

クレアの猫特集にしろ、アンアンの血液型特集にしろ、もう何年も前から同じテーマを繰り返してるのに、「売れる」から今年も特集する。

切り口を常に新鮮に持ってきて、部数を確保(できてるんだと思う)してるってすごーい!と、別のところでも感動してるロザ子です。

だからスキさ!

文藝春秋社とマガジンハウス!

 

つぅことで、昨日は“懐かしのお気に入り”をまとめて買い込んだという一日なのでした。

 

I likeなものは、“私”をつくるカルシウムみたいなものですたい。

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最近、白洲次郎。

セクシーでダンディ。

この言葉がびしぃっと!正しく!あてはまる日本人男性が、

いました。 ←過去形

 

その人は、白洲次郎

実業家。身長185センチ。容姿端麗。愛すべきわんぱく。

明治に生まれ、昭和60年まで83年間の生涯を、無類のかっこよさで駆け抜けた紳士。

夫人の白洲正子さんも、多くの著書で知られていますよね。

二人のライフスタイルや趣味が今もカリスマ的に雑誌で取り上げられることも多いですね。

 

私はこの方々を語れるほど詳しいわけではないのですが、

なんっさん カッコイイ!!!!!

 

なに?現代のダンディズムで?「ちょいワルおやじ」?

ぷよった胸元をはだけさせて付け焼刃に葉巻くわえたくらいじゃ、追いついてないっつーの!

 

ダンディズムってのは!ダンディズムってのはぁ!

“限りなく享楽をむさぼるエネルギーを持つオトコ”

“遊びに真剣になれるオトコ”

“自信を持って自分を大好きなオトコ”

に、存在するのではなかろうか!

と、この本を読むと思うのです。

白洲次郎の流儀

 

『白洲次郎の流儀』

(新潮社:とんぼの本)

 

 

中学生の頃からアメリカ車を買い与えられていたぼん…。

サラブレッドなのです。要はね。いやん。

しかし神戸の裕福な上流家庭で育った彼も、英国留学の時には筋金入りのイギリスぼんたちにいろいろ驚かされたそうです。

まぁ…簡単に言うと、

「じいちゃんの代から金持ちじゃないんだったらホントの金持ちじゃねーよ!」

ってことらしく、例えばね、英国ではツゥイードのジャケットでも革靴でも、ボロボロのものに革のつぎあてしたものを着てるのが、“ホンモノ”なんですって。

じいちゃんの代から受け継いだものを着てるのが「名家です」の証拠なのですよ。

新しい上着だと「成り上がりものです」なのですよ。

個人的には、どちらでもいいんですが(なにが)

 

話がそれましたが、次郎さんはそんな学生時代を経て、おのれのポリシーを築き上げていったのですね。

学生時代はちょっと不良。でも仕事のできるいいオトコ。

わお! セクシーです!

少女マンガの中では間違いなく「あこがれの彼」キャラです!

 

ということで、最近は白洲次郎さまにちょいメロきてるロザ子です。

正子夫人へ送ったプロポーズの言葉は

「君こそ究極の理想だ」

だったらしい…。ハート。目がハート。。。

 

こんなエピソードも。

正子夫人が、とある家具を買うか買わないか悩んだ時に、

店主の前で次郎さんに相談したのは

英語だったそうですよ、奥さん。

ぼそぼそ…と、英語で会話したあと、正子さんが

日本語で「ごめんなさい、今回はやめとくわ」と言ったそう。

店主、そんなん言われたら、

「はい」としか答えられませんね(笑)。

 

本は彼のディスコグラフィーとして、家族や住まいをはじめ愛車や好んで使用した服や道具などの写真がぞくぞく載っています。

すべてが「一級品」なので、もう「これいいなー」とか言う域を超えてます。笑えるくらい。

あとは家族の回想録。

夫や父となっても素直でやんちゃでわがままな優しい男・白洲次郎の顔が、とてもリアルに伝わってきます。

 

生き方がここまで絵になる人って、そうそういないんじゃないかな。

って思います。

ほぅ

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恋しい本。

会いたい人を思うとき、何気なく目をとめた風景に心が揺さぶられる。

そんなことってありますよね。

 

やわらかく広がる雲を染めながら赤い夕日が落ちていく瞬間

おだやかに水辺で遊ぶ水鳥たちがおしゃべりしている瞬間

鮮やかに実をつけるオレンジの丘が陽炎に揺れる瞬間

 

「あぁ、この一瞬を切り取って、あの人にも見せてあげられたらな」

と思って胸がきゅぅっとなる。

 

そんな気持ちになっちゃう本。

きみが住む星池澤夏樹の「きみが住む星」

恋人としばし離れて旅立つ男の人が、旅行先から彼女へ絵葉書を送るという設定で進んでいく、ストーリー仕立てのような短編詩集のような一冊です。

池澤さんの透明感あふれる言葉もさることながら、写真家エルンスト・ハースが写しだす景色の色彩が、私には衝撃的で、もうなんていうか…言葉が出ない。

それくらい美しい風景写真がページをめくるたびに続いています。

ハースの風景写真に、池澤さんが言葉をつけている。

ってつくりです。

 

目次は、「最初の手紙」という写真のない一節から始まります。

「(前略)

 最後に空港できみの手を握って、抱き合って、別れた

後、飛行機に乗った時、離陸して高く高く上がり、群青

の成層圏の空を見た時、ぼくはこの星が好きだと思った。

それから、どうしてそんな気持ちになったのか、ゆっく

りと考えてみた。飛行機の中って、時間がたっぷりある

からね。そうして、ここがきみが住む星だから、それで

好きなんだって気がついた。他の星にはきみがいない。」

 

だから、この彼は好きな人が住むこの星のあちらこちらを見に行こうと思って、旅に出ます。

そして行く先々で出会う風景や人々の中に“きみ”の面影を見るだろうって、彼は続けています。

 

うん。それ実感。

そしてこれはきっと、

相手が恋人に限らず、家族や友達だとしても同じこと言えそう。

 

大切な人が心の中にいるときは、

目にするものに美しさの輪がかかるような。

本当に伝えたい気持ちをそっとすくい上げて小瓶に入れる感じの

かわいらしく純粋で迷いのない言葉たちがたくさんつまった本です。

 

今はさ、携帯がこの本の役割をしてくれるかもですね。

パシャ! ~添付~送信~てね☆

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ロザンナの謎。

ロザンナという名前を使っていると、

「ヒデとロザンナ?」と、由来を推定されることが多いです。

 

『愛の奇跡』を歌うロザンナに焦がれるには、ちょっと年が足りない私は、「え、いいえ。違います。」とひとまず否定します。

すると「じゃ、なんでロザンナ?」とさらに聞かれるわけですが、その説明にすごく手間取ってしまうんですね。

 

なんでって?

それは、マンガのキャラクターだからです。(しかも青年誌の。しかも脇役)

 

 

「大人袋」(中川いさみ/スピリッツオトナコミックス)

http://www.s-book.com/plsql/com2_detail?isbn=4091790860

↑まぁ、上の画像をクリックしてみてください。ロザンナいるから。

 

大学のときに、『ビッグコミックスピリッツ』を読んでいる友達が多くて、その中でもみんなの心をダントツでわしづかみにした作品が、この「大人袋」なのでした。

 

マンガといってあなどるなかれ。

中川いさみの世界観、はまりますよ~

倖田來未ちゃんに対抗して言うなら「エロかわいいシュールさ」ですよ~

てか、世のサラリーマン必携本かも。

 

この中に出て来る脇役の「ロザンナ」に似ている。

それが、名前の由来です。

 

そしてロザンナは、   メンドリです…。

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「露伴式」仕事道

半身浴と幸田文(こうだあや)の相性は、私にとって、なんか良い。

父・こんなこと

この前から読んでる本。

ひとまず『父』は読み終えたので、

今日からは『こんなこと』を読み始め。

(もしかしなくても遅読…?でもリピート読み)

『こんなこと』は、著者・幸田文さんと父・幸田露伴の日常やエピソード七編から成ります。

 

国民的文豪・露伴の次女として生まれた文さん。

しかし、ご家族の縁が少しばかり寂しくて、8歳のときにお母さんを亡くしてしまいます。続いてお姉さんも病死。弟も19歳で病死。

 

生母亡き後、露伴さんの再婚で継母はやってくるも、その人は家事全般がまったくできない人だったの。しかも、教師だったんだけど、我が継子とはそりが合わず、子育ても一切なし。よって、家事ごと全部、文さんは父親から習いました。

閻魔大王と変わらないくらい厳しい露伴先生からね~。ひー

そんな「露伴式」しつけの様子や、生きていくうえでの“教え”みたいなのが、文さんの五体五感に染みこんでおり、文章で伝えられているのです、ここにね。

 

ということで、文さんが受けた叱咤教示の苦言たちを、おのれの身に覚えがある部分にも言い聞かせながら、読んでおりました。(湯につかりながら)

そんな露伴語録を抜粋~

文さんが箒(ほうき)についた煤(すす)を縁側のふちではたいて落とそうとしていたときに一喝。「煤の箒で縁側の横腹をなぐる定跡は無い。そういうしぐさをしている自分の姿を描いて見なさい、みっともない恰好だ。女はどんな時でも見よい方がいいんだ。はたらいている時に未熟な形をするようなやつは、気取ったって澄ましたって見る人が見りゃ問題にゃならん

  うっ…痛い。痛いです、露伴先生。以後、気をつけます。

文さんがはたきをかけてみろ、と言われて“ばたばた”とかけ始めたときに一喝。「(略)それにあの音は何だ。学校には音楽の時間があるだろう、いい声で歌うばかりが能じゃない、いやな音を無くすことも大事なのだ。あんなにばたばたやってみろ、意地の悪い姑さんなら敵討ちがはじまったよって駈け出すかも知れない。はたきをかけるのに広告はいらない。物事は何でもいつの間にこの仕事ができたかというように際立たないのがいい

  さいです…。いつもぴぃちくぱぁちく騒いで申し訳ないっす。

生来、気の強い文さん。父の煽りに反抗心を示したときに一言。「ふむ、おこったな、できもしない癖におこるやつを慢心外道という」

  ぐさっ! さ、刺さりました…今なんかストライクきました。

 

とまぁ、露伴先生、道理にかなった言葉で的をついて指摘してくるから、「はい」と言わざるを得ないのですよ。

文さんも勝気な性格だから、随分「こんにゃろ!」と思いながら教えを受けていたのでしょうが、後に残るのは、確かな術と要領なのですから、やはり父を恩師とあがめずにはいられません。

露伴は、こうした家事ごとだけでなく、おしろいや紅のつけ方、借金の挨拶に恋の出入りまできちっと文さんに教えたと言います。

厳しかったけど、女親のいない不憫さを感じさせたくなかったんだろう、…って、父の愛情を深く受けとめる文さん。

 

てか、頭の良い人、てぇのは、厳しい中にもユーモアがある。

露伴はすげぇ。

 

と、夢中になって読んでいたら、さすがにのぼせてきたので、

文さんが障子張りを教えてもらう場面で、しおりはさんで閉じました。

 

仕事道は生き方のあらわれなり。

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読みたい衝動。

今夜の日記は、“主婦の本棚風”に…。 ゆう~パクるわ~ごめん~!

私、油断すると、好きなだけ雑誌を買い込んでしまう癖があるのですが。

男の隠れ家4月号[ぶらり一日 文豪生活]

本日の書店即買いは『男の隠れ家』4月号。

だってだって、特集が「ぶらり一日 文豪生活」だったんだもの~!

谷崎潤一郎の京都散歩に始まり、井伏鱒二の飲み歩き永井荷風の食べ歩き内田百閒の汽車旅、はたまた開高健の釣り小林秀雄の骨董修行など、他にもいろんな文豪の豪奢スタイルをたどった、めちゃめちゃ興味深い特集なのでした。

私が迷い無くレジに走った理由は、幸田露伴の教えもその中にあったからで。

 

幸田露伴は、私の中で見逃せない人。

幕末に生まれて、昭和22年まで生き抜いた大文豪は『五重塔』などの小説で知られています。実は夏目漱石と同い年。

が、むずかしいのです。露伴先生の本…。実は読み通せたことないのよね…。ほほ

じゃぁ、なぜ露伴先生を!?て話なんですが。

 

実は、娘である幸田文(あや)作品の愛読者なのです、ロザ。

大学の卒論も、「幸田文作品についての研究」だったのさ。

そうして突然読みたくなったので、さっきまで半身浴で読んでたのが、これ。父・こんなこと

 

幸田文『父・こんなこと』。

娘(文)が父(露伴)を看取るまでの数日間と葬儀の様子を描いた、心の記録のような自叙伝です。

身内だから感じる看病者としての反発心や愛情、哀しさが伝わってきてなんとも言えぬ切なさが。

  

東京の隅田川を生活の風景として生きてきた文さんの使う言葉たちは、とてもきりりとしていて潔くて美しい。読んでいて、背筋が伸びる気がします。

また、彼女は、決して恵まれているとは言いづらい境遇の苦労人。

その中で、折り目正しく厳しい父に、雑巾の絞り方からはたきのかけ方など、家事一切を叩き込まれて育ちます。「人は、働くときも美しくなければならない」というのが露伴の信条。

何度か「露伴先生の下でしつけてもらいたい!」と、ありえねぇ願望を抱いたこともありますが、たぶん、勘当されるでしょう。露伴先生は、賢い子には優しいらしい。あほな子には厳しいらしい。ひぃー

 

でも常に意識したい“ロハ(露伴)ニズム”。

今、時代はロハス志向だけど、あたくしは“ロハ(露伴)ニズム”で精神修養目指します。

そして、幸田文さんの日本語を大切にしていきたいと願いつつ、倖田來未にもはまりつつある今日この頃。

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