ぼんぼんズ。
この週末は寒くなりました。雨も少々。
で、「大琳派展」へ行って来ました。
このかんばしくないお天気でも、上野の人出は衰え知らず!
美術館、博物館、動物園、いろんな人たちがそれぞれのお目当てのスポットへ向かっていました。
特に東京都美術館で開催中の「フェルメール展」は午前中の時点で入場制限20分待ち!すげ~
イチョウの木もあったけど、紅葉も落葉もしていないのが不思議でした。でも銀杏のニオイはしたから、落果はしたのか!?
予想はしていたけど、大琳派展、大盛況でした。
中でも圧巻だったのは、一堂に会した4人の風神雷神図屏風。
俵屋宗達の作品から始まり、
次いで尾形光琳の屏風絵、
そして尾形光琳をこよなく崇拝した酒井抱一の屏風絵、
最後に酒井の弟子である鈴木其一の襖絵が
ちょうどコの字型に私たちを囲んでいました。
最初に描かれた宗達のものを光琳が模写したのがおよそ100年後、その光琳の筆致にシビレた抱一がこれまたおよそ100年後に模写して…と、一つのモチーフがこれほどまでに時を越えて受け継がれていくことに、感動のため息が出ました。
「琳派」というのは光琳亡きずーーーーっと後に命名されたカテゴリらしいですが、歴史的な流れで見れば、スターティングメンバーは宗達と光悦。この二人が生み出した軌跡がなければ、尾形光琳・乾山兄弟の芸術もなかったわけです。
それにしてもみなさま本当にええとこのボンボンや~。
中でも光琳。
親御様の莫大な遺産を引き継ぎながら、その奔放な遊蕩ぶりから見事に破産…豪快だわ。。。(弟の乾山は堅実タイプだったそうです。でもまきぞえ。)
しかし本当にすごいと思ったのは、どん底から脱出するために40歳から画業で生計を立てだしたところっす。そして“光琳模様(かうりんもやう)”はブランドになったとさ。…って、すごすぎ!(笑)
詳しくは雑誌『ブルータス』のバックナンバー「琳派って誰!?」の号で、すんげー面白く紐解いて書いてあるので、ご興味ある方はご覧になることを強く強くオススメします。
若冲のときも面白かったが、やるなブルータス。
屏風絵、襖絵、扇面画、色紙絵から絵巻物に限らず、小袖や蒔絵、焼物にいたるまで、目が回るほどの展示数(いやーすごい数だった!)を全部目に焼き付けたくて、グイグイ見ていたら、会場を出る頃には「プシュー」と湯気が出そうでした。時計を見たら、2時間半ぶっ通しで鑑賞していたことに気づきめまい。
それにしてもこの大琳派展には、小さなお子様連れも多かったようです。
花、鳥など身近にあるモチーフが多いからかな。
風神雷神も「鬼さんだー」みたいな感覚で見れるし?イヤ神なんだけど
あと、熟年のご夫婦も多かった。
季節を追って草花が描かれている絵巻物を見ながら「ほら、このあたりから季節が変わってくるよ。あ~ここの部分は胡粉を散らせてるんだね。胡粉って言うのはね…」なんて一生懸命説明するご主人に、「ふうん、そうなの」と簡潔に答える奥様。「なんだ、そんなのも知らないのかあ」なんてちょっと得意げににやりとするご主人の横顔が、なんだかとてもほほえましかったです。
とか、ツルウメモドキが描かれている下絵を見ていたときには、私の背後でしきりに「ツルウメモドキ…いいなあ」と奥様相手に嘆息しきりの男性がいたり(笑)。
なんでしょうか、鑑賞ムードが西洋画や抽象画などを鑑賞しているときとはまた違った感じで楽しゅうございました。
それにしてもぼんぼんズ。
天は二物を与えズ がこれほど当てはまらない方々も…(笑)
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